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【乳化にがり不使用】白い虹・安心堂の豆富について

~「生きもの」である 白い虹・安心堂の豆富~

当店こだわりの生きた豆腐

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当店の豆富は、オートメーションの豆腐とは違い、
温度湿度豆の様子にがりの具合
その日その時の一瞬一瞬で豆富が変化します
それが難しいところでもあり、面白いところでもあると考え、
これまで培ってきた技術と経験を合わせ、
包丁一本で豆富を作り上げる、
多くの人に美味しいと喜んでもらえる
「本物の豆富」作りを精進しています。

創業時の理念である、
「豆富を通じて健康を提供し、食する人に幸せを提供したい。」
という想いから、
世間で濃厚な味の「乳化にがり」を使用した豆腐が流行しておりますが、
当店では「乳化にがりの油豆腐」は作らないというこだわりを持っています。
 

「乳化にがり」とは

「乳化にがり」とは、「にがり」を乳化剤や油等でコーティングし、
本来なら混ざり合わない2つ以上の物を1つに融合(乳化)した、豆腐用凝固剤です。
 
現在、国内で流通する多くの豆腐のうち、「塩化マグネシウム(にがり)」で固めた豆腐は
6割以上を占めていると言われ、
その内、「乳化にがり」が使用されている豆腐は現在半分近くあると言われています。
 
とある大手化学メーカーK社では、「乳化にがり」のことを下記のように伝えています。
 
「豆腐用品質改良・凝固剤製剤」とういう定義で、
その組成は 以下です。

-----------------------------------------
■植物性油脂
■塩化マグネシウム
■水
■グリセリン脂肪酸エステル
■ミックストコフェロール
■ビタミンCパルミテート 
-----------------------------------------

この油脂には「乳化剤」のほか「消泡剤」の効果もあります。

「消泡剤」とは、豆乳作りの工程上発生する泡を抑え、作業をしやすくするために使用される添加物です。


その為、「乳化にがり」で作った豆腐を食べると、何かの病気の原因になったりしないのか・・・と、
心配される方もいらっしゃいます。
 

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当店では、健康食品として多くの人が認識されている豆腐であることからも、
白い虹・安心堂の豆富を買って下さる皆様に、身体のことも安心して召し上がっていただけるよう、
「乳化にがり」や「消泡剤」を使用しない豆腐を作っています

 

ではどうして、「乳化にがり」を多くの豆腐製造業者が使用しているのか

その理由は、豆腐製造工程の簡易化に繋がるからです。

豆腐は凝固作用を持つ成分を加えなければ、形が造れません。
この凝固剤に使われるのが「にがり」なのですが、 元々「にがり」は固まるスピードが速く、
「にがり」で豆腐を作るのは難しいとされてきました。

ここで、塩化マグネシウムを油脂でコーティングした「乳化にがり」を使うことで、
表面の油が溶け出す前に「乳化にがり」が行き渡り、安定的に豆腐が作ることが可能になりました。

 

「乳化にがり」使用の有無は区別が難しい

「乳化にがり」に不安を感じ、さけた豆腐を購入しよう!と皆様が考えられた際に
実は、現在では成分表示上は「塩化マグネシウム」や「凝固剤(塩化マグネシウム)」と
記載されています。
こちらは「乳化にがり」を使用していた場合でも「塩化マグネシウム」と表示されていると、
表示上に問題はございません。

その為、商品を見ただけでは「乳化にがり」が使用されている豆腐であるか
そうでないのかを区別することが難しいことが多々ございます。

※また、先程お伝えした「消泡剤」も同様に、加工助剤のため原材料に表示する義務はなく、
消泡剤使用の判別も一般的にはわかりにくいです。
 

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今はまだ、すべての豆腐商品、業界にて
「乳化にがり」使用の有無を
記載することは叶いませんが、当店では、
皆様に安心して召し上げっていただけるよう、
これからも
「乳化にがり不使用」
お伝えしていきます

 

古式製造方法で作りだす豆腐製造とその良さ

当店では古式の製造方法にて豆腐作りを行っています。
製造方法や素材にこだわるのは以下の理由、特徴からです。
 

◇おから◇
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古式製造方法ではない製法で作られる
豆腐1丁から取れる「おから」の量は、
古式製造方法と比べると約3割程度になります。
新しい機械で作ると多く取れるようなイメージを
お持ちの方もいらっしゃるかもしれませんが、
実際は違うのです。

では、取れるはずの「おから」は
何処へ行ってしまったのか?
実は...「豆腐の中」にまだ残っているのです。


◇豆乳◇
豆乳

古式製造方法等の場合、
豆腐になる前にできる豆乳は、
濃度が低い豆乳になります。
しかし、大量生産されている豆腐の多くに
見受けられたのが、その豆乳の中に
混ざっているものが他にも多くある為、
それにより濃度が上がり、
そこから豆腐のコシや硬さを生み出します。


◇大豆◇
大豆

大豆に含まれる栄養素は、
タンパク質、ビタミンB1、ビタミンB2、亜鉛などがあり、
病気にかかりにくくする為の免疫力を高める効果がある
とされています。
コレステロールだけでなく、中性脂肪を低下させ、
心疾患や脳血管疾患などの
生活習慣病のリスクも抑える働きがあります。
さらに良質なタンパク質に必須アミノ酸を豊富に
含んでいます。
これほどの栄養が摂れるからこそ「畑の肉」と呼ばれるのでしょう。

 

大切なお客様からの声

以前、当店のご利用いただいたお客様より、このようなお声を頂きました。
 

「近くの量販店で豆腐を購入し、いつもと同じように鍋で炊いていたら段々と角が丸くなり、湯が白くなって、最後には豆腐が消えてしまった。これはどういうこと?」

それはビックリしますよね。
輸入大豆を使って安く豆腐を作るとなると、うま味成分を補うために色々な添加物を使わう場合があります。
その中の1つが「乳化にがり」です。
「乳化にがり」は油ですので、使っていて溶けてきてしまうことがあってもおかしくありません。

ですが、当店の「大地の豆富」は、本物の大豆と本物のにがりのみで製造されている為、
蓋さえしなければ小一時間ことこと炊いても膨れたり、スが入ったりすることはありません。

その際にこのお客様は以下のようにも仰っていました。

 

「人間、生きるためには食べないといけない。食べないといけないけど、何でも良いわけじゃなくて、
自分の舌と知識で、安心で美味しい本物の食材を選ばないと、安いには安い理由が、
高いには高い理由があるから
どんな物でも安いからダメという事ではなくて、
どうして安いかを考えて買わないとね・・・。

後で病気になったら病院代の方が何倍も高いもんね・・・。」

そうですね。決して安価な商品がというわけではなく、
その品物の本来の姿・詳細を知っていただくことが大切かと考えています。

そして是非、皆様がいいと思っていただける商品を購入していただければと思います。
当店も、そう思っていただける商品が作れるよう、全身全霊、日々務めて参ります。

 

店主の豆腐へ傾ける熱い情熱

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本来は栄養満点な豆腐なのですが、残念ながら作られる過程に不安を覚えてしまう豆腐や

その詳細がわからない豆腐もございます。

その為、昔と比べて豆腐の善し悪し違いがわかりにくくなってしまった方もいらっしゃると思います。

これは、「乳化にがり」を使用した油豆腐が販売され始めた時に、きちんと消費者の方に、
商品の違い危険性などを伝えてこなかった、私達、豆腐の作り手側にも責任があると思います。

このまま行けば日本から昔ながらの古式製造方法で作る「本物の豆富」が無くなってしまうかもしれません。
ですから当店では、店に来て下さったお客様には、白い虹・安心堂の豆富と
他店さんの豆腐の違いを分かって頂きたいので、しっかりと説明させてい頂きます。

時には熱が入りすぎて、お客様に苦笑いさせてしまうこともあったりします。

 特に子育て世代の方が来られた時は、次のようにお話をしています。

「日々の食事で体は作られているから、子育てとはとても大変なことであるが、手軽さだけではなくて、豆腐って白くて柔らかいだけじゃなくて、
豆の香りと味、食感も違うし栄養価も違うという事を知ってもらって、白い虹・安心堂の豆富を通じて、食べ物にも色々あるという事を子供さんに教えてあげて欲しい。」

ありがたい事に、全国どこへでも依頼があれば商品をお届けすることができる世の中です。
 

より多くの方々に美味しく、安全、安心な日本古代からの「本物の豆富」をご提供できるよう、豆富を作りを研鑽していきたいと考えております。

 

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